第29章 山茶花
『…ん? …あッ……』
揉みながら突起を擦られて、意識が会話に向かない
「言ってたでしょ… おれとキスしたいって今日この時間に」
『あ… うんッ…… やッ…』
広げたままの脚の間を下着の上から上下に擦るようにされる。
つい、なんでか研磨くんの手首を握ってその動きを遮ってしまった
「………縛る」
そう吐き捨てるように呟くと、
ネクタイをほどき頭の上でわたしの手首を縛った。
『研磨くん…?』
「…なんで?こんなこと前にもしたことあるの?」
『へ? んんッ……』
布の上から押さえるように擦られて、
どんどん溢れてくる 気持ちいい
『どゆことっ…… んぁッ…』
「こういうとこ、アメリカではもう出入りできるの?
それとも日本?それ以外の他の国?」
あぁ、DJのいるこういう空間ってことか…
『なんっで… あッ……』
下着を脱がされ、わたしの首に巻いてたタオルを下に敷き、
指がゆっくりとナカに入ってくる
「音だけで酔った。衝動が抑えれない。
でもギリギリで我慢してたのもキスしたらもう、無理になった。
こんなの、危ない。おれ以外のやつといたら、危ない」
『…んッ……… したことないよッ…』
「…じゃあなんで知ってたの?」
『へ? あ… それはイベントとかで… あるッから…
高校生でもいけるような んッ やつ…』
「ふーん」
『アメリカはッ 21歳からしかッ 入れないから… んんッ』
「…ふ 笑」
壁にある気持ちいいとこを、
いつものように優しく刺激される。
『…わたしも音に…研磨くんと一緒に 酔いたかった…の』
「…へぇ 一生懸命しゃべってくれて穂波かわいい」
『…いじわる』
「…ん でももう止められないから」
熱ハイの時とはちょっと違うけど…
でも強引さはどこか通じていて、ゾクゾクする
手、縛られてるし
…しかもネクタイで。