第29章 山茶花
*裏(〜P1405)
両手を頭の上でおさえられ、
扉に押しつけるようにして半ば強引なくらい強く、深くキスされる
追いつけない間に舌が捩じ込まれ
わたしの口の中を犯す
空いてる方の手はスカート捲り太ももを指でそっと撫で回る
衝動的で強引なようで、ちゃあんと優しく焦ったい動きをしてる。
…ズルいなぁ、ほんとズルい
「…いい?」
『…ん』
両手が解放される。
研磨くんのズボンに入ったシャツの裾をたくし上げて、
そこからお腹に触れる 肌に、触れる。
口付けたり触りあったりしながら身体の向きを変え場所を移動する。
高く積み上げられたマットにとすんと腰が当たる。
太ももを持ち上げられぐーっと押されると、
マットの上にわたしだけ脚を広げて寝転んでる姿勢になる。
研磨くんの顔が、みたいなぁ。
ここは真っ暗で見えない。
それはそれで荒んでいく息がいつもより一層聞こえたりして色っぽいけど…
「…懐中電灯、この辺だと思うんだけど」
『…そんなのあるんだ』
「うん、ここ暗いから。備え付けてある …あ、あった」
研磨くんはすぐには付けず、
ごそごそと何かをしてからスイッチをつけた。
ブレザー脱いでそれを使って向きとかが調整されてて眩しくない。
…さすが研磨くん。
暗い中衝動的につけて、眩しい!ってのはやらないんだなぁ…
「…? どうしたの?」
『…研磨くんはズルい。かっこいい。すき』
「…ん」
ネクタイを片手で緩めながらわたしの髪をそっと撫でる。
「穂波はズルい。かわいい。すき」
『…ん』
制服の下に滑り込ませた手でブラの上から胸を撫でる
わたしは寝そべって、研磨くんは立ってる。
研磨くんのちょうど、腰の高さだから… きっと…
「…下着、変わってる。着替えた時?」
『うん… だってあれ踊って汗だく』
「…そっか ねぇ穂波」
『…ンッ………』
ブラがずらされ、研磨くんの指が直接触れる
片手でカーディガンのボタンを外すと、
前を開いて制服は上に捲って胸が見えるようにした。
「…なんでキスするって決めてたの?」