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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第29章 山茶花


ー研磨sideー






「あま…」







スチューベンというらしいこの葡萄、すごい甘い。







『甘くて喉が焼けそうだねぇ… でもおいし』

「喉が焼ける…」

『そういえば、周平の家に行くの?カズくんから聞いたよ』

「あぁ…」






昨日周平からLINEが来てた。
…穂波は呼ばないけど来いよーって。

穂波いないのか…って思うけど、まぁ周平とかカズマとかなら別に。
家、見てみたいし、周平はやなやつじゃない。
それに、ちょっと聞いてみたいことがある。






「…うん、行こうかなって思ってる」

『うんうん。周平ん家、かっこいいけど落ち着くから。
どこかしら研磨くんの好きな居場所があると思うよ』

「…アキくんもかっこいいて言ってた。クロたちも。
おれには穂波ん家も十分かっこいいから、余計気になる」

『…あぁ、木の家であることは一緒なんだけど、なんだろね。
…ってハードル上げてもね。笑 わたしは周平のお父さんの手がける建造物が好きだから』

「…へぇ」

『またお話聞かせてね』

「…ん?あ、うん」






葡萄を食べてまたちょっとだらだらして、
それから穂波はご飯を作ってくると言って降りて行った。
おれも一緒に降りようかなとも思ったけど、もう少しここでゲームすることにする。

母さんたちは夕飯どっかで食べてくる。
夕飯の買い物、あとで一緒に行こうって言ってた。
おれん家で、穂波がご飯を作るって…

年明けに家で会った時もだったけど、
今回はもっとなんか… いい。
おれん家って言ってもおれの家族の家、だけど。










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