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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第28章 しらす


ー天童たちのいるところー




「ねねっ 工は一目惚れしちゃったんだね?そういうのよくあるの?」

「あっいえっ! 初めてです!」

「…ほんとに?工って一眼惚れしやすそうだなぁ〜って思ったんだけど」

「五色、さっきの女性は誰だ?恋人か?」

「牛島さんっ そそそ そんなじゃないっす!いつか恋人になる人です!」

「そうか。それは…」

(若利くん、なんて言うかな〜 頑張れよ? 楽しみだな? 部活に励め?)

「それは… めでたい」

「ブッ… 若利くんそれどういう意味?」

「いや、そのままの意味だが… 何かおかしかったか?」

「なーんにもおかしくないよー」

「名は何という」

「穂波さんです!」

「五色穂波… いいじゃないか」

「ごっ 五色穂波っ やばいです!」

「若利くんはもうお付き合いしたら結婚前提って感じするもんねぇ〜」

「俺もっ 結婚前提にお付き合いを申し出たいです!」

「…そうか 歳は幾つなんだ?年上か?」

「あ、それ聞きそびれました」




「…16歳。俺と同学年」




「あっらぁ 賢二郎、知り合い?」

「…まぁ、ほんとにちょっとした。向こうは覚えてなかったですけど」

「そっかぁ〜残念だねぇ 俺はあんまり覚えてもらえないってことがないんだよねぇー」

「…そうでしょうね」

「あっそういえば白布さん、表彰式の前に女の人と何か話してましたよね。
もしかして穂波さんだったんですか!」

「………」

「えっ 無視ですか!」

「………」

「あっ バスふっかーつ! もう眠たくて仕方ないよー 工も賢二郎も行くよ行くよ!」








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