第27章 アップルパイ
ー研磨sideー
すごい、いつもより割増で穂波が優しく触れてくれてる感じがする。
いつも優しいけど、なんか… もっと優しい。
…ちょっとよくわかんないけどそうとしか言えない。
さっきまで多分わざと避けてた裏の筋を舌先で優しく触れる
「…ッ………」
それから先っぽをちろりと舐めて、
すっぽりと頭の方を口に咥えた。
優しく吸い付くように。
「…ん。 穂波、こっち見て」
穂波は髪をかきあげておれを見上げる。
枕を折って少し頭を上げてるからわりとよく見える穂波の顔。
ゆっくりと頭が上下に動き始める。
舌とか手とか喉とか、いろいろ使ったり使わなかったりで
緩急をつけていろんな風にされるがままになる。
「…ッ……あ、ちょっと もうっ…」
出ちゃいそうってとこで動きがゆるまる
それからまた、されるがままになって
穂波の頭を軽く抑えながら、ぴゅっぴゅって口の中に出した
口の中に出す時、
穂波の声が漏れるのがなんかまたたまんなくて
すっごい優しくされてるのに、おれのって感じがした。
一度口を離して、それからまだ触ってもいい?みたいな感じで首を傾げながらおれを見上げる
…これ反則。 まだ口の中におれの入ってるのに。
「…ん してほしいよ ありがと」
そう伝えるとふっと微笑んで、それからゴクンと飲み込んだ。
それからまたおれのをそっと手で支えながらやさしく舐めてくれる
くすぐったいような気持ちいいようなこれが、おれはすき
穂波の優しいとこが全部詰まったような感じがする
すごい、満たされる。
丁寧にやさしく舐めてくれて、それからそっと口に含む。
口の中には唾液がいっぱいで、やっぱり優しく滑らかに動く。
同時に袋を優しく手で包んでさわさわし始める。
いつもはこれで残ってるのを優しく吸い出されるんだけど…
今日はおれのがすでにまた硬くなったから、
そのまましばらく優しく動いてくれた。
『…わたしも欲しいな。 …いい?』
「…ん? いいけど」
どういう意味だろう。