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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第27章 アップルパイ








キスがどんどん深くなる。





両手首を頭の上で、片手で抑えられる。
もう片方の手がセーラーの裾から入り込んで来て
インナーも捲って直接研磨くんの手がお腹に触れる







こんなとこでこんな風に触られるなんて、初めてだ。







『…んッ……』






研磨くんの唇が首筋を伝い降りていく
鎖骨のあたりからまた上に向かって、今度は舌で舐め上げられた。

耳をかぷっと甘く噛まれ、耳の裏をぺろりと舐められる。
制服の下に入ってる指がブラのフロントホックに触れる。







「…だめだ、ほんとに欲しくなっちゃう」

『………』







もう一度唇が重なろうとしたところで…








ガチャッ







扉が開いて、








クロ「…おやおや」

灰羽「え、黒尾さん、なんでそんなとこで止まるんすか」

夜久「うわ、またイチャコラっていうか」

クロ「おっぱじめんばかりの状況」

犬岡「なんですか?」

クロ「リエーフ以外の一年と山本みるなよー」

山本「…ぅぐッ……」

犬岡「…//」

海「時すでに遅し」

クロ「海くん、こんなときもそんな菩薩のように微笑んで、
あなたは一体どこへ向かってるのですか?」







研磨くんはそのままの姿勢で顔だけドアの方をじっと見てる
わたしは動きようがないのでなんとも言えない状態のままで研磨くんの顔を見つめる。
恥ずかしくて、みんなの方は見れない








「…はぁ 何、いきなり」







研磨くんは跨ったまま上体を起こして、
わたしのセーラーの裾を整えてくれる。








夜久「…すーげー迷惑そうにされてるんですけど」

山本「けっ 研磨っ」

クロ「穂波ちゃーん、いいですかー?」

『あっ どうぞ! どうぞ、お願いします!』

研磨「…?」






研磨くん、ピンと来てないみたい。
わたしも身体を起こして服を整える。







みんながこちらに近づいてきて、
後ろにいた福永くんがゼリーを持ってすーっと前に出てくると、





「研磨、誕生日おめでとー!」
「研磨さん、誕生日おめでとうございます!」





「あぁ…」






研磨くんは少し目を見開いて、
でも声色はいつものままで小さく声を漏らす










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