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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第27章 アップルパイ


ー穂波sideー







一緒にお風呂に入って、
布団にくるまって久しぶりにドラマをみた。






これからきっと研磨くんは部活がいそがしくなる。
いそがしく、なって欲しいなと思う。
それは春高へ行く、ということだから。







もう予選大会の3日目はすぐそこで、
本当はすでにいそがしいのだけど、
きっとここからもっと熱量とかが変わってくるんだと思う。

研磨くんも一見何も変わらないようにしてるけど、
翔陽くんと「負けたら即ゲームオーバーの試合」をするために、
そしてそれをより楽しいものにするために照準を合わせているような感じ。







月末の宮城の選抜大会でもし烏野高校が突破したら、
きっとその熱量は一層高まるだろうし、その先も。








翔陽くんが、わたし(たち?)のみたことのない研磨くんを
確実に引き出していってくれてる。
すごい、人との出会いって本当にすごい。

翔陽くんに感sh…








「穂波、何考えてるの」








いきなり唇を奪われた。








『…研磨くんについて』

「ふーん」

『お布団行こっか、明日も朝練』

「…ん」








ベッドにいって、そのまま寝ようと思ったけど、
やっぱりお互いに求め合ってしまって、身体を重ねた。
ゆっくり優しく、隅々まで…

前が浴衣でちょっとイレギュラーだったから、
それはそれで刺激的だったけど、
それはやっぱり、普段のこれがあるからだなぁとか。
浴衣でもなんでも研磨くんはいつだって丁寧で優しいけれど…









明日はやることが増えた。
お弁当箱と一緒に渡したい、箸袋や弁当包みを作ること。

明後日のお誕生日当日のお弁当はわたしに作らせてもらえないか、
研磨くんのお母さんに聞いておこう。
もし作らせてもらえるなら、その一式に詰めて、研磨くんに渡すんだ。

それから、わたしが好きで始めて恒例化してしまった
部員のお誕生日をお祝いするの。
それもみんなやりたがってくれてるから、何か作っていきたいな。
でも、今日もアップルパイ、当日の夜もきっとアップルパイ。
何がいいかな。軽いものにしよう。

などなど…

すーすーと寝息を立てて眠る研磨くんの隣で、
わくわくが膨らんでしばらく寝付けなかった。












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