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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第25章 秋刀魚






それから夜久さんと一緒にいろいろ作った。




ツナとパセリとじゃがいものサラダ、リーフサラダ、茹で卵。
枝豆のポタージュ。

ひよこ豆のペースト、タプナード、ドライトマトのペースト。
あとは元々ある、焼き茄子ペースト、チーズペースト、クリームチーズ、
蜂蜜、メープルシロップ。




『なんか地中海よりで全然ロシア感出ないけど…笑』

「ロシアって何食べるんだろな?いったことある?」

『ロシアはないやー行ってみたいねぇ』

「な!行ってみたいよな。バレーも強いしな」

『あ、そっかぁ。そうだよね。夜久さんは、卒業後もバレー続けるの?』

「続けるよ。春高で抜擢!なんてことがあればいいけど、よっぽどなー
佐久早とか古森とか…あいつらみたいなのはきっとすぐ選ばれるだろうけども」

『さくさ…こもり…』




初めて聞いた名前。




「今年のIH優勝校の井闥山学院の2年なー。古森はリベロ。
悔しいけど、あいつはやっぱすげぇの」

『へぇ…』

「穂波ちゃんの知ってるあたりだと
一年だけどやっぱ影山は高校卒業後からVリーグ行くのかもな。
あと木兎。 …調子にムラはあるけどな」

『そっか。 …でもさ、そんな色々はみたことないけど、夜久さんのレシーブってやっぱすごいよね。
春高行って、全国の舞台で夜久さんのプレーが出せたら、
ていうか絶対出せると思うし、そしたら、声かかるかもだよね。ていうか声かかると思う。
そのくらい夜久さんのレシーブってすごいよね。ほんっとかっこいいよね。
烏野の夕くんもすごいなーって思うけど、夕くんも夜久さんのことやべー!って言ってた。
あとね、Vリーグには関係ないかもだけど
夜久さんのレシーブってほんとに、なんだろ、色っぽくって…』

「…穂波ちゃん、嬉しい。嬉しいけど、そんな一気に…」

『ああっ ごめんなさいっ つい。ついつい… 思いの丈を本人に思い切り…』

「いや、いいんだけど、嬉しいんだけど…」






夜久さんは片手で目を押さえて、もう片方の手でストップサインをだして、顔を伏せてる。
耳が赤くなってるのがわかる。




…つい、思ってるままに喋っちゃった。相手が本人だということも忘れて。
でもだって、本当に夜久さんのレシーブって素人目にもすごい!って思うんだもん。











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