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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第5章 夏


ー穂波sideー


朝、早起きをして
ストレッチをしたり、
自分のシーツを洗って干したり。


「穂波、今日打ち合わせがあるから夜、自分で食べてくれる?」


『うん、大丈夫!頑張ってね。行ってらっしゃい』


父と母を見送って夏休みの宿題に取り掛かる。
朝にすることはどれもこれも気持ちよく捗る。
この時間が大好きだ。

9:30。

宿題は一旦切り上げて、お弁当作りに取り掛かる。

研いでザルにあげておいたお米を土鍋に移し、
水を入れて火にかける。


買い物は昨日の帰りにしておいた。



お湯を沸かして、枝豆を湯がく。
油に火をかけ熱しながら、
昨日のうちに下味をしておいた鶏肉を冷蔵庫から出す。
粉をまぶして、十分な熱さになった油で揚げる。
一度取り出して、油を切って、少ししてから二度揚げする。
卵焼きも焼いて冷ましておく。


冷ましている間に洗い物を済ませて、
火から下ろして蒸らしておいたご飯を寿司桶に移し、
寿司酢と混ぜて酢飯を作る。
団扇でパタパタと仰ぎながら混ぜて、
人肌まで冷めたところで濡らしたさらしを被せ少し置いておく。
その間に梅干しと大葉を刻んでおいた。



小さめの二段重におかずを詰めていく。
卵焼き、枝豆、唐揚げ、プチトマト、昨日作っておいたひじきのサラダ。
梨と葡萄。


もう一段にはお稲荷さん。
半分はプレーン、残りには梅と大葉を混ぜた。
開いたところに葉っぱで仕切りをして、
きゅうりのぬか漬けとたくあんを入れておく。


できた!
2人分の小さめのお重なので、
部活終わりだし、食べきれるかな…?



家を出るまでまだ一時間あったので、
既に乾いているシーツを取り込んで
シャワーを浴びる。

夏の台所は汗をかくから、
冷たいシャワーがすごく気持ちいい。




お弁当を風呂敷で包んで、
保冷バッグに入れてからバスケットに入れる。
読みかけの小説や財布などを巾着に入れて、
大きめの布と一緒にバスケットに放り込む。



研磨くんとピクニック…



楽しみすぎる!





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