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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第25章 秋刀魚


ー研磨sideー






灰羽「研磨さーん!明日のBBQなんですけど、ほんとに材料費いいんすかー?」

犬岡「あっそれ俺ももう一回確認しろって母さんに言われて」

研磨「………」





…これもう、何度目。
海くん、虎、福永、犬岡とリエーフは2回目だし、芝山に球彦…







研磨「…クロ」

クロ「…笑 俺に押し付けるんじゃないよ」

研磨「だって…部員代表だし」

クロ「…ずるっ。 それ、こういう時だけそれ、ずるっ」

研磨「………」

クロ「どうしようなー 前に研磨が言った通りなんだよ。
  材料費とか全部穂波ちゃんのお兄さんが出してくれたんだってよ。
  去年は俺と夜久の3人だけだったし、果物買って行ったんだわ。
  みんな揃って果物ってのもなー」

灰羽「うちの母さん、今日ロシアのパン焼くって言ってました。
  明日持っていくようにって」

夜久「いいじゃん!リエーフはそれでいいんじゃね?
  穂波ちゃんも心さんたちもそういうの好きそう」

研磨「…あぁ、うん。いいと思う。果物と… あ、アイス」

海「アイス?」

研磨「俺ん家の近くにアイス屋があって、穂波好きなんだよね。
  持ち帰りもできる。誰か1人一緒に来てくれたら」

犬岡「あ、じゃあ俺行きます!」

研磨「…ん。ちょうど穂波の自転車、おれん家にあるし乗ってけばいいや」

クロ「じゃー、明日だな。
  よっぽど意思の強さに自信があるやつ以外、着替えも持ってきた方がいいかも」

山本「はっ? えっ!? とっ泊まり!?」

クロ「すっげー居心地いいんだよ、家がなのか、人がなのか… どっちも?
  結局俺らは泊まっちゃったからな」

山本「そーなんすね… え、でも普通に部活後に昼飯でBBQ食って夕方ごろ解散かと思ってました」

クロ「…いや多分穂波ちゃんはいつまででもどうぞって感じだぞ。
  もちろん無理に夜までいろとも言わねーだろうけども」

研磨「…まぁ、いざとなったらクロが自転車でみんなの着替え取りに行けばいいんじゃない」

クロ「………」

夜久「じゃ、また明日な!」




…穂波ん家にみんなで行くとかなんか変な感じもするけど、
多分集まってみると案外、普通なんだろうな。
人の家で部員と集まるとか、初めて。







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