第5章 夏
「…で、その首筋の赤いお花はなにかなぁ??」
『ふふ、研磨くんマーク♡』
「もうね、今日のレッスン中の穂波ちゃん、本当に綺麗だったよ。溢れ出てた」
『ふふふ♡昨日、お母さんたち留守だったから朝まで二人だけで一緒にいれたの。
朝ごはんも2人で食べれるなんて、幸せすぎて…
でも、泊まりになったのは、これこそ流されたよ。笑
計画してなかった、研磨くんもきっと。帰ろうとしてたし…
んでも、結果オーライ』
「うんうん。結果オーライっ そういやオーストラリアからの友達は?」
『もう一泊、海のとこでしてくるって。で、明日うちに泊まって、明後日のフライト。
明後日は私たちも宮城に向かう』
「おばあちゃんのお家だ。いいね」
『うん、楽しみ』
「宮城に行く前に研磨くんには会うの?」
『んー、明日の夜はパーティーだろうしなァ。会えないかな。
けど、ま、1週間。時差もないし、昨日今日で充電は満タン〜』
「もーほんと、楽しそうなんだからぁ。
まぁ穂波ちゃんは研磨くんに出会う前からいつも幸せなオーラだったかぁ」
『…ふふ』
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この後もいろんな話たくさんして、花ちゃんは帰っていった。
お風呂に入って、
ベッドにダイブする。
昨日のことを思い出す…
幸せで甘い時間だったなぁ…
研磨くんのことを想いながら、眠りに落ちた。