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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第23章 high


ー穂波sideー




ごろごろ ごろごろしてると眠くなってくる。





研磨くんの目はちょっと赤くなってる。
やりだすと、止まらないんだなぁ。
いつまでも見てられる、この、綺麗な指。







ーコンコンッー







「…はい」

「研磨ー?開けるよー」







お母さんが扉を軽く開ける







「やっぱり。穂波ちゃんといても遅くまでやる気か!」

「………」

『あ、わたし、研磨くんがゲームしてるのみるの大好きなんです。
今までうちに泊まりにきてくれてばかりだったから、
こんな風にしてるのみるのは初めてで、嬉しい』

「…そっか。 …穂波ちゃんがそう思うならいいんだけど。
ほんと、奇跡の出会いだな、全く。…ありがとね、穂波ちゃん。
じゃあ私もお風呂入って寝るね、おやすみ〜!」

『おやすみなさい』

「…おやすみ」





扉が閉まり、足音が遠くなっていく。





『ゲームしてて怒られる時ある?』

「徹夜でやると捨てられる」

『おぉ』

「深夜に早起きしてやったら、それもすごい怒られた」

『…深夜に早起き』

「あとは、成績が一回落ちたときに怒られた」

『…そっか。でも基本、研磨くんに任されてるね。最低限だけ決めて』




…じゃないとこんな数のゲーム、
集めさせてもらえない気がする。パソコンもだし。




「…あぁ、まぁ。そうだね」

『信頼されてるってさ、なんかすごいよね』

「………」

『研磨くん、わたしのこといつも信じてくれてありがとう』

「…え。 …あ、うん。 穂波はね、うん」

『その信頼に恥じぬように努めます』

「いいよ、そのままで。そのままが好き。ただちょっと気をつけてって思うだけ」





研磨くんのいうそのままが好きって、ほわほわする。
甘えちゃっていいのかなぁって、とろとろーってなる。




『…ん。ほわほわでとろとろ』

「…?」









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