第23章 high
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「…穂波、頭の向き変えよ」
いつの間にか眠っていて、
研磨くんの声で目が覚める。
ベッドの足の方に頭を向けてゲームしてたので
起き上がってぼすっと反対側に頭をやる。
「…ふ。笑」
研磨くんはもうゲーム片付けたんだなぁ…
寝るんだなぁ…
「穂波」
いつもの声で呼ばれる
抑揚がないようでいてとびきり優しい声。
『んー……』
「そのまま寝てていいからね」
『…ん……』
ゆっくり唇が塞がれる
優しく吸い付くような口付けに頭は眠ったまま、身体が一気に反応する。
腰が浮いて、胸が反る
そこにやんわりと研磨くんの手のひらが覆いかぶさる
甘いリップ音をさせて唇が離れる。
『研磨くん………好き…』
ぼんやりした意識の中、
研磨くんの触れるとこがじんわりと身体全体に熱を伝えていく感じがする。
「…ん。おれも」
そう言ってまた唇が重なり、
やさしく啄むように何度もキスを落とされる
眠りながら、すごいほわほわする………
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