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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第23章 high








「…はぁ」



…? 研磨くんのため息。







「お邪魔しま〜すッ」





聞こえたのはクロさんの声。
思わぬ展開に寝たフリしてたことも忘れて、
がばっと振り向いてしまった。






「あれ?寝てたんじゃないんですか〜?」




すっごいニヤニヤしてる。





「さっきおばちゃんから連絡あって、鉄くんも夕飯どうですかー?って。
そんなわけでお邪魔してまーす」

「…邪魔」

「ひどッ、悲しいなぁ〜」

「………」

「穂波ちゃん、寝てた?」

『…あ、うーん。寝てて、起きてた』

「…じゃあ、あの下手くそな寝たフリはなんだったの?笑」

『んーと、研磨くんと抱き合ってキスしてて、お母さん来たかと思って慌てた』

「…笑 正直すぎてこれ以上いじれない。でも、キスだけ?」

『へっ?』

「そこにおいてある箱の中に、なんか見えるんだよな。研磨のものじゃなさそうなんだけど」

『えっ!』






がばぁっと起き上がってベッド脇に出てる箱を覗く







『あわわわわわ!』







わたしのブラがちょこんとそこにあったので
慌てて取ってタオルケットの下に隠す。






「…笑 それを隠してもねぇ…」

『…?』

「…穂波、胸んとこつんとしちゃってる」





小声でそう、研磨くんに言われて思い出す。
枕をばっと抱き抱えて前を隠した。






『お見苦しいものをお見せしてしまい、申し訳ありません』

「…笑 いえいえ、もっと拝見したいくらいでございます」

「…ちょっとクロ、一回部屋出てよ」

「あー、はいはい」






クロさんが一度部屋から出てくれてる間に下着をつける。









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