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Identity5【第五人格】乙女のままで

第2章 始まり



まだ全員と会っていないのに、初日で試合に出ることになった。


仲間はエミリーさんとイライさんと一緒で安心した。


でもドタバタして、もう1人の仲間と試合前の挨拶が出来なかった。


試合中に会って話せればいいな……。













『どこだろ、ここ……』


周りには大きな石が積み重なって壁のようになっている。


とりあえず走って暗号機を探す。


進むと、お墓がある。


エミリーさんが言ってた【赤の教会】なのかな。


まだマップも知らない。


逃げ切れるか不安。


『大丈夫、頑張ろう。』


暗号機解読は順調に進んでいくけど、心音がする。


近くにハンターがいる。


あと少しで暗号機が上がる。名残惜しいけど、私はその場から離れる。


絶対にハンターに捕まりたくない。


離れて走っていると、何かに引き寄せられる感じがした。


『っ!?』


何かとぶつかった。


「悪い!磁石投げるのミスった。」


『あ、いえ……』


「もしかして新サバイバー?」


『は、はい……』


「まだ挨拶していなかったね。俺はノートン・キャンベル。」


「俺こっちに逃げるから、じゃあ」


ノートンさんがそう言って、私たちは二手に別れた。


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