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【ONE PIECE】人はそれを中毒という

第3章 休暇(前半)


耐えていた吐息から漏れでる声に変わる頃、再び左手は脚に伸びる。
気取られないよう耳に集中させ、快楽に体が緩んだ時を狙って脚を開かせた。
途中で気付いて力をいれるも既に遅く、閉じられないように自身の脚を絡み付かせた。

「実験の手段を選ばせてやろうか」

内腿を撫でながら問う。

「指で掻き回されるか、舌で嬲られるか…」

他にも要望があるならそれでも、と笑う男。

「やめるっていう選択肢作って」
「それは無理だ。楽しみなんでな」

耳朶で遊んでいた舌は首筋へと移っていた。昨日の跡をなぞり、顎下をなぞるように舐めあげる。

「因みにどっちも嫌ならコレを使ってみてもいいかもな」

持ち込んでいた液体の入った小瓶を目の前に翳してやる。
透明のそれは、大分昔にクルーの誰かが面白半分で仕入れた媚薬だった。

「……どれもイヤ」
「そうか……なら全部にするか」

キュポッとコルクを抜き中身を口に含むと、飲むまいと顔を背けるクロエの顎を掴み無理やり唇を合わせた。
だが合わせても開かないそこに、下着の上から秘芽を押し潰してやる。
そうすれば急な強い刺激に「ひぅっ」と声を漏らしてローの侵入を許してしまうのだ。

「良い子だ。ちゃんと飲めたな」

飲み込んだのを確認してクロエの体勢を仰向けにし、自分は脚の間に回りこんでもはや下着の意味をなさなくなった布を剥ぎ取った。

「まずは舌から」

片足を肩に担ぎ、クロエの秘部を大きく開く。

「やめっ…」

赤く熟れてひくつくそこにしゃぶりついた。

「んぁっ…ろぉっ」

肩にかけた脚がビクビクと震える。
うまく力の入らない体勢に身を捩ろうとするクロエだが、ローが先に腰を抱き込んだ。
より深く長い舌がナカに入り込み、ぐぽぐぽと蜜をかき混ぜる。

「ぅ、あぁっ」

纏めあげられた手首を動かし、体をくねらせて快感を逃そうとするがそれ以上にローの舌は攻めたてる。
溢れだす蜜を舐めとるも、ローの刺激に素直に反応を返すクロエの体は与えられる以上に蜜を返し尻にまで垂れた。

「相変わらずやらしいカラダだな。淫乱って貶しても喜ぶんだろ」

ふぅとローが付く溜め息ですらビクリと体を揺らす。

「そう、したのは…ロー…でしょ」
「そうだな」

快楽の合間に文句を言うクロエ。
とろんした目は、だいぶ薬が効いていた。
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