第1章 花信風 滝澤 /平子
先輩…かっこいい…!!
女の子…だって。ふふ
その日は家に戻り明日の準備をしてからすぐに寝た。
その夜は昔の夢を見た。
小学生の頃家に帰ったら家は私の知っている家ではなくなっていた。そこは…血の海だった。
その記憶がたまにフラッシュバックしてきて、喰種捜査官の癖に私は血が苦手だった。
そんな私は孤児院に入りそのままアカデミーに入った。
アカデミーに入り先輩と後輩合同で組み手の練習が会った時アカデミーの子達が大喧嘩をし、怪我をした子の血を見た瞬間私は倒れた。
その時、私の組み手の練習してくれており倒れた私の付き添いをしてくれたのが滝澤先輩だった。
とても迷惑を掛けたのに、先輩は黙って傍にいてくれた。