第2章 花笑み 琲世
琲世は私のお兄さん?弟?幼なじみ?
年齢は1個だけ琲世が上だけど、年下に見える時もある。
とにかく親しい気持ちは抱いているけど、たまにドキドキする事もある。
たまに見せる男の人みたいな顔付きのせいかな。
今も、琲世の腕の中で少し目を琲世に合わせればふわりと笑ってくれる。
大人の余裕なのかな?
私はちょっとドキドキしちゃってるのになーなんて。
たまには私にドキドキしろ!!と、思ってみてもどうしたらいいのか分からないから何もせずにいる。
「、なんか小さく感じるね」
「琲世がまた身長伸びたからでしょー」
「そうかな?」
「そうだよ!琲世~、今日泊まってもいい?」
「いいよ」
「やった!」
そのあと、2人で珈琲を飲む。
ゆったりとした時間。
「今日琲世は何してたの?」
「本読んでたよ」
「琲世は本ばっかりだね~、また視力悪くなるよ!あ!そうだ!新しく出来た珈琲ショップ行こうよ!」
閃いた!って顔した私を見てはいはい、って顔の琲世。
琲世はほっといたら本ばっかり読んでるからたまに連れ出す。
珈琲ショップ巡りは好きだからこれならすぐに連れ出せる。