第2章 花笑み 琲世
と、いうことで私は今シャトーにいます。
シャトーには大好きな人がいるのでたまーに遊びに来る。
ピーンポーンと鳴らすと、
「はーい!」
と、琲世が出てきた!
「琲世っ!!!」
勢いをつけて、大好きな琲世に抱きつくとそのまま玄関に押し倒す形になった。
「うわあ!!!」
「あ、ごめん!!」
琲世のびっくりした顔は可愛いっ!
「琲世に会いたくて来ちゃった!」
「仕事はこなして来たの?早くない?」
琲世は私に押し倒されながらも会話をそのまましてる。
床に転がる琲世ってなんかそそられちゃう~。
「掃討戦やり終えて、報告書の山片付けてきたんだもん!ほんとなら午後からぜーんぶオフにする予定だったのに!!忘れてたやつあって危なかった!」
「そっか、ご苦労さまだね!珈琲でも飲む?」
「琲世が淹れてくれるの?」
「いつもそうでしょ?ほら、そろそろ退けて」
「はーい」
おいしょと体重を琲世から床へ移動させるとコロンとそのまま後ろに倒れそうになる、ぐいっと腰が引っ張られた。
琲世の胸の中で頭をよしよしされてる。
「はそそっかしいな~」
「ふふ、琲世だーいすき」
思い切り琲世の首に腕を巻き付けて抱き着いた。