第7章 賭け
ここは、、どこ?
薄暗い部屋で目を覚ました私はベッドから起き上がろうとしたところで、腕を掴まれてベッドに再度寝かされた。
「!!!」
びっくりして、掴まれた腕の持ち主を見ると、ジンさんが同じベッドに横になっていた。
ジンさん!?と声をあげようとしたところを、無骨な手で塞がれる。
「んーー!!!」
「しーっ」
ジンさんが私の口を手で塞いだまま馬乗りになってくる。
声を上げられない私は、ジンさん、どうして。。という目でジンさんを見るも、ジンさんは楽しそうにこちらを見ている。
そして、顔を近づけると、耳元で
「ここは、さっきの酒場の上の・・・ヤリ部屋だ」
ととんでもないことを言ってきた。
「んー!!」
思い切り暴れて振り切ろうとするも、いとも簡単に片手で押さえつけられてしまっている。
「あのな、お前さんやっぱり無防備すぎるぞ?」
ジンさんが私の耳元でささやく。
「あんまり無防備だから、ジンさんは心配だよ。今日はそれがわかるまで、帰さないからな?」
ジンさんはにっこりと顔で笑いながらも、鳶色の目が笑ってない。本気の目だ。
「あとここ、あんまり大声出したら、下の奴らが混ざりにくるから、程々にしろよ?」
下の奴らってどういうこと!?
私が大人しくなったのを確認すると、ジンさんは私の服を器用にはだけさせた。
「可愛いぜロロ」
そしてピンと私のあらわになった乳首を指で弾くと、乳房を舐めつつ乳首を舌で転がしてきた。
「あっんぅ。。。」
お酒の余韻も残ってるのか、自分の体がジンさんの愛撫によって敏感に感じてしまう。
「また色っぽい声出しちゃって」
ジンさんが困ったような表情をして、やれやれと呟く。
「あのな、いい男の前であんなにラズベリー酒飲んだり、胸揉まれてそんな声出したり、ロロは無防備すぎるからな?」
「ジンさんが勝手に!」
やってることでしょうと、抗議しようとして、その口をジンさんの唇で塞がれる。