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【イケメン王子】野獣なジンさん(R18)

第5章 薔薇園の秘め事


「よっと」
ジンさんが私をお姫様抱っこで連れてきたのは私の部屋だった。
「ん。。医務室に行くんじゃ。。」
「いや、今日は兵士訓練で医務室使われてたからな。やめとくことにした」
「そう、ですか。。」
私はなんとなくふに落ちない。
「わかりやすく言うとだな、血気盛んな兵士達ですし詰め状態だってことだ。そんな中に発情したお嬢さん連れて行ったらどうなると思う?」
は、発情したって!!
私が赤くなりながらジンさんを見やると、ジンさんはお姫様抱っこのままベッドの上に私の身体を寝かす。
ギシッとジンさんの身体の重みでベッドが軋む音がする。

「これからどうして欲しい?」
ジンさんの顔が近い。
「私で・・・遊ばないでください」
ジンさんの鳶色の目を見ながら言う。
「遊んでないぞ?本気だ」

「私より綺麗な女の人なんていっぱいいるのに、嘘つかないでください」
これは本音だった。なんで私なんだろう。
私がレオンのことを恋焦がれているのをわかっているのに、それを分かったうえで抱いてくるのもわからない。
「そんなこと言われると、またお前さんを抱かにゃならなくなるんだが?」
「!!」

ジンさんは私の額にキスを落とし、
「今日はお前さんを甘やかしてやろうと思ってたんだが、気が変わった」
ジンさんの目つきが鋭くなる。
「ロロ、お前さんは俺のものだ。俺が最初に捕まえた。」
「っ!私はレオンのことが!」
好きなんですよという言葉は、ジンさんの唇で塞がれた。

また、獣のように唇を貪られる。
「今夜もこのままたっぷり可愛がってやるよ」

そう言うとジンさんは私に覆いかぶさり、長い夜が始まったのであった。。。
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