第5章 薔薇園の秘め事
「強引にされるのが好きなんだろ?」
ジンさんが野獣のような瞳で私を見ながら言う。
薔薇園で、服を着たまま下半身が繋がっている。
「ロロ動くぞ?しっかりつかまっておけよ」
「あんっ」
ジンさんは私の腰を手で支え、そそり立つ肉棒でゆっくりと蜜壺をかき回し始めた。
「んっっんっっ」
声を押し殺しながら、ジンさんから与えられる快楽に溺れていた。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、、、
と恥ずかしい水音が辺りに響く。
「ジンさんっはやくっ」
このままずっと繋がってたら誰かに見られてしまう。
「俺は誰に見られても構わないが?」
ジンさんがニヤニヤ笑いながら私の蜜壺に肉棒を出入りさせる。
「私は、こまるんですっっ」
立って向かい合って繋がったまま、ひとしきり味わった後、
ジンさんは今度は私を近くにあった柱にもたれかかるように手をつけさせた。
そして、スカートをたくし上げると、今度は後ろから肉棒の挿入を開始した。
「あっだめっ」
「ロロ、声聞こえるぞ?」
「んんっ」
ジンさんが私の胸を服の下からまさぐりながら、背後から突き上げてくる。
「誰かそこにいるのか?」
「!!!!????」
突然よく知った声をかけられ、私は咄嗟にへたり込んでしまった。
ジンさんはいつのまにか服を正して、何事もなかったように私の背中に手を添える。
声の主は、、私の想い人のレオンだった。
見られた!?見られてしまった??!!!
青い顔をしてうずくまっていると、レオンがバラの茂みをかき分けて近づいてきた。
「よぉ」
「なんだ、ジンに、、ロロ?どうしたんだこんなところでうずくまって」
「どうも急に気分が悪くなっちまったみたいでな、介抱してた」
「ジン、お前、ロロに手ェ出してないだろうな?」
「俺は紳士だぞ?」
「どの口が言ってんだ」
レオンはジンを一瞥してから、私の方にその端正な顔を近づけてきた。
心配そうな目で私の目を見ようとする。
私は、恥ずかしさで目が合わせられない。
さっきまでここにいるジンさんに野獣のように犯されてたのに、急に好きな人が現れて、平静を保つことなんて出来ないよ。