第5章 薔薇園の秘め事
「どっちから挿れて欲しい?アリスは後ろからがいいそうだぞ?」
「い、いいですから!!」
「どっちか選ばないとどっちもするぞ?」
ジンさんが楽しそうな口調で無茶苦茶なことを言う。
そして強引に肩を抱き寄せ、唇を奪ってくる。
ぬるぬると舌が侵入してきて、私の舌をからめとり、味わい尽くす。
「んっんーーっ」
ドンドンとジンさんの熱い胸板を拳で叩くも、びくともしない。
くちゅくちゅといやらしい音を立てながらジンさんが私の口を蹂躙する。
ぷはぁっ
ようやく唇を解放されるも、私の頭はクラクラして思わずジンさんにもたれかかってしまう。野獣のようなキスに翻弄されて、はぁはぁと肩で息が荒くなる。
「ここで抱くぞ、ロロ」
野獣のような目つきをしたジンさんが私の耳元でささやく。
「ここは、誰か来ちゃうから、ダメ、です。。」
本当に、薔薇園なんて、いつ誰が来たっておかしくない。
私の懇願する目をみてジンさんがフッと笑う。
「そんな目で言っても説得力ないんだよ」
潤んだ瞳、紅潮した頬、彼には極上の獲物にしか見えてなさそうだと、我ながら思う。
「見られたくないなら、ほら、ここの影なら見えないだろう」
ジンさんが外からは見えない柱の影に私を立たせる。
「手早く終わらせたいんだったら、お前さんから俺を誘ってみなよ」
「なっ」
「お前さんから誘ってくれないんなら、ここで裸に剥いてねっとりコースだからな」
ジンさんが相変わらずむちゃくちゃなことを言いながら、私の服に手をかけようとする。
ここで裸にされたらたまったものじゃない!
「うぅ、わかりました。。」
涙目になりながら了承する。
ジンさんからは絶対逃げられないし、このままだとこの人は本気で裸にしてくる。外だとかバラ園の中だとか関係なく、この人は決めたことは必ずやる人だ。
私は抱き合ってるジンさんの肩に手を回すと、背伸びしてジンさんの耳元に顔を近づける。
「わ・・・私の蜜壺に、ジンさんのを挿れてくださいっ。。」
私は手を下ろして、ジンさんの、ズボン越しにもわかる、いきりたつ肉棒をさすった。
びくん、とジンさんの肉棒が震えるのを感じる。
「まぁ合格とするか」
ジンさんがニヤリと笑う。
ジンさんは私のスカートをたくし上げると私の片足を上げさせ、下着の隙間から肉棒を蜜壺に一気に侵入させてきた。
「あんっ!いきなり!」