第7章 遊びのくせに【フロ監】
「こ、こんにちは…」
「すみませんね。ご迷惑をおかけしたようで…」
「とんでもないです…」
「……」
「フロイド先輩大丈夫ですか?すみませんジェイド先輩寮まで送るの手伝ってくれませんか…」
「ええもちろん。」
「え。軽…」
「魔法で少し。では寮へ行きましょうか」
「私いりますか…?」
「もちろんですよ。」
そして寮まで来たは良いものの…
フロイド先輩は私を全く離そうとしないし、
ジェイド先輩はにこにこ笑ってどこかへ行ってしまうし。
おまけに制服のままベッドで寝ているからしわになるし。
「…先輩、せめてブレザーだけでも脱ぎませんか?」
「だるぅい……」
「僕が脱がせますから…」
「小エビちゃんのえっち。」
「えっ……じゃありませんよ。しんどいだけです。ほらばんざいして下さい」
「ん〜…」
「重っ…ちがっ…ばんざい…」
「寒い…眠い…」
やっとのことでブレザーを脱がすと、その隙に私はおしぼりを持って戻ってきた。
フロイド先輩は熱が上がってきているのか、しんどそうだ。
「…先輩、大丈夫ですか…」
「………ん…」
「失礼しますね…っと、…っ」
前髪を避けて、おしぼりを額に乗せる。
額から手を避けようとすると、指先を軽く掴まれる。
いつもならこのまま締められるんだろうけど、流石にそんな元気は無いみたい。
「…先輩…?」
「…行っちゃ、やだ…」
「………」
「一緒に寝ようよぉ……」
「…はい……」
仕方ない。少しだけ。少しだけ寝ることにした。