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明日も君の隣で【twst】

第6章 そんな君だから【エー監】


「むっ…そんな簡単に言うなよ」

「悪いな。俺は好きな女性にはガツガツいってしまうんだ」

「そうね。…エース、夫人のところには行った?」

「まだ」

「じゃあ行ってらっしゃい。学園長の部屋に近いからバレないようにね」

「ありがと。」




んぁー…夫人か…ちょっと気難しいんだよな…
とかいう間に夫人のところについてしまう。


「夫人〜ごきげんよう」

「あらエース。ごきげんよう。何か話でも?」

「そ。ユウからなんか相談受けてない?」

「そうね。エースが酷いんだって喚いてるわよ」

「え、どゆこと?」

「私の口からは言えないわね…」


夫人は持っていた羽の扇子を軽く仰いだ。
真っ黒のドレスと相待ってなんだか魔女みたいだ。


「なんでよー!ちょっとだけ、ね?」

「貴方本当にユウの好きな人が分からないの?」

「うん」

「自分かも〜とか考えそうなのに」

「考えたけど違うわ。」

「そうかしら。まぁ、私ならデュースを選ぶわね」

「え、夫人?」

「だってイケメンじゃないの。それか…そうね、ラギーかしら」

「夫人??」

「ラギーは良いわよ。働き者で。もう少し私が若かったらお金、いくらでもあげたのに…」

「ラギー先輩か…」

「ま。気にする事ないわ。どうせ正式に付き合おうとは言ってないんでしょう?」

「…何でもわかるじゃん」

「そりゃあね。じゃ、告白頑張りなさい。きっと上手くいくわよ」

「…そっか。あんがと」

「Good luckよ、エース」


夫人のところに来て良かったな。
そう思い時計を見るともう8時50分過ぎ。
ダッシュで寮へ帰った。

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