第6章 そんな君だから【エー監】
「シェルー、起きてる?」
「あらエース。珍しいわね」
キッチンの部屋の壁にいるシェル。
見た目通り少しお淑やかで可愛いというより美人、って感じ。
本人が言うにはどっかの国の王女らしい。
「ちょっとねー。…ってあれ、トレイ先輩いた?」
「そうね。今日は夕食にパイでも作ったのではなくて?」
「そっか。で、相談なんだけど」
「ユウのこと?」
「え、うん。」
「だと思ったわ。良いわよ。どうしたの?」
「相談受けてない?」
「受けてるわよ。いつも。ふふっ」
「なんか言ってた?」
「トレイがかっこいいって」
「…げっ…」
「あとはそうねー…ハートマークの誰かさんが最近おかしいんだって」
「はぁ?俺?」
「エース、貴方あんまり強引にしすぎちゃダメよ?」
「なんで?」
「ユウが戸惑っちゃうじゃない。というかなんで急にそんなに焦り始めたの」
「…トレイ先輩とやけに仲良いから?もしかしたら?付き合うかなぁって?」
「そう…エースはユウのこと好きじゃ無いの?」
「…好き…だけど」
「おや、エースじゃないか。混ぜてくれよ」
「げっ…ハイド…」
その横にいるハイドが突然話しかけてくる。
ハイドは金髪のイケメンだ。
大雑把だけど核心を突いてくる。
「恋愛話か?」
「そーですー」
「ユウか。付き合えよ」
「うるっさいなぁ。そんな簡単じゃねーっての」
「こらエース。」
「告白?はもうしたの!ユウの好きな人が分かれば全部上手くいくのに」
「付き合おうっていったのか?」
「…まだ」
「じゃあ言えばいいじゃないか!簡単だな!」