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明日も君の隣で【twst】

第6章 そんな君だから【エー監】


「…え」

「……」


そんなはっきり言われたら困るなぁ…
俺じゃなかったら心の傷が深い…


「…ユ」


言いかけた時、6時の鐘が鳴ってしまった。


「やべっ…寮に帰んないと寮長に怒られる…」

「……そっか。じゃあね」

「………明日、また来るから」

「…!」


そう約束してオンボロ寮を後にした。





「一体どこをほっつき歩いていたんだいキミは!?」

「ちょっと待ってくださいよ…俺はただユウの看病をしていただけですけど」

「そ、そうか…でも時間は気をつけるように…」

「はーい」


ま、看病っていうか見張り?っていうか。
説教回避できて良かった。
そして部屋に戻ると、デュースが難しい顔をしてベッドに座っていた。


「何お前。どしたの」

「トレイ先輩がユウの好きな人を知らないかって…もちろん僕は分からないんだが…」

「…え?トレイ先輩ってあいつのこと…」

「そ、そうなのか!?」

「いや知らねーけど」


ユウの好きな人、結局わかんねーままじゃん。
いっそ夜抜け出して聞きにいくか?


「…そういえば、昼間ユウがエースを探していたんだ。」

「へー。なんで?」

「それは分からない。僕も聞いたんだがはぐらかされてしまって…」

「ふーん。」


なにそれ。気になるんだけど。
でもあれだよな…夜に行ったら逆に嫌われるかも。
そう思いあるところに行った。




「なぁマリー、起きてる?」

「…何よ。遅いのに寝なくていいの?」

「夜這いしに行くよりいいだろ」

「まぁ、そんな男だと思わなかった。」

「冗談だって。…相談なんだけど」

「なぁに急に。あの子のこと?」


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