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明日も君の隣で【twst】

第6章 そんな君だから【エー監】


「ん〜…いる……」

「…誰?」

「おしえない…」


目を擦りながらぼんやりと言う。
そりゃーいるか。俺だったりして。なーんて。
トレイ先輩かな…いや、フロイド先輩か…はたまたデュ…いや無い。


「なぁんだよ〜教えろって〜」

「…じゃあエースは?」

「俺は…い…」


ユウの事、好きなのか?分からない。じゃあ嫌い?嫌いじゃない。
もしユウに彼氏が出来たら?嫌だ。速攻邪魔しに行く。
これは好きなんだろうか?


「いるの?」

「…いる」

「へー。誰?」

「さぁ、誰でしょう」

「あの壁画のマリアちゃん?」

「俺あの子キツくて無理かな」

「グリム?」

「いや無いだろ」

「そっか」

「ユウはどんな奴が好きなの?」

「面白くて頼りになる人」

「…例えば?」

「誰だろ…分かんない」

「………トレイ先輩とか、…」

「かっこいいよね〜大人って感じで。お菓子作りも上手で。優しいし」

「トレイ先輩が好きなわけ?」

「ん〜ちょっと好きとは違うかな」

「じゃあ誰?」

「エースこそ」

「俺は…、…まぁいいや。今日はやめとこ。」

「そ。じゃ、ありがとねエース。遅いから寮に……わっ」


何だよ…もうちょっと聞いてくれても良いじゃん。
トレイ先輩じゃ無いなら誰?
俺じゃねーの?


「…何なんだよお前…」

「え、」

「…ムカつく」


そのまま、ユウの首に噛み付いておいた。

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