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明日も君の隣で【twst】

第2章 『先輩』じゃなくて【ケイ監】※微裏(仮)


「お。ユウか意外だな。どうしたんだ?」
「突然すみません…聞きたいことがありまして」

トレイ先輩なら何か分かるかも、と会いにきた。
するとトレイ先輩はすぐに暖かい紅茶とシフォンケーキを持ってきてくれる。


「わぁ…!美味しそう!ありがとうございますトレイ先輩!」
「構わないよ。ケイトはどうしたんだ?この時間ならケイトといると思っていたんだが」
「今日は用事があるみたいなんです。」
「そうなのか?」

トレイ先輩でも知らないとなると部活のことだろうか?
それとも先生に呼び出されてるとか?

「…」
「そういえば聞きたいことって何だ?」
「あっ、その事なんですが」
「ケイトの事だろう?まったく…幸せそうだな」

ははっ、と珍しく茶化してくるトレイ先輩に少し顔が熱くなる。
ごまかすようにケーキを食べて、トレイ先輩の方を向く。

「ケイト先輩は独占欲…が無いんでしょうか?」
「さあな…何かあったのか?」
「朝、エースとデュースに色々言われたんです。」

会話の内容を話すとトレイ先輩はなるほどな、と少し考えていた。

「俺には分からないが独占欲、少しはあると思うぞ?」
「そうなんですか…うーん…」
「ユウは独占されたいのか?」
「なっ……!?」
「…冗談だよ。ケイトが口に出さないだけじゃないのか?」

やっぱりそうなのかな…でもケイト先輩本人には聞きにくいし…
独占して下さいなんて口が裂けても言えないし。

「しかしユウも気にしなさすぎるところもあるからな…」
「?どういう事です……かっ!?」

トレイ先輩が立ち上がって私の顎をくいっと上げる。

「少し隙があり過ぎるんじゃないか?」
「あ………」
「ごめんごめん。驚かせるつもりは無かったんだ。ところで今日は香水を付けているのか?」
「そうです…そんなに分かりやすいですか」

ソファに戻ったトレイ先輩を軽く睨みながら尋ねる。
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