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明日も君の隣で【twst】

第3章 ケーキより甘く、タルトより苦く。【トレ監】※裏


*監督生side*
「…?」
目を覚ますと、見知らぬベッドの天井が見えた。

(あれ…?私なんでここに…確かベンチで寝ててレオナ先輩と一緒にレオナ先輩の部屋に行ってそれから…)


「っ!?!?」
「…あぁ、起きたか?」
「え、あの、え…?ここは…?」
「ん?俺の部屋だよ」
「あっトレイ先輩の部屋ですか……え?え!?」


なんで私トレイ先輩の部屋にいるの!?!?いやなんで!?!?
てかベッドでかっ……!?そこじゃないか…!



「ごめんな。レオナの部屋からオンボロ寮に送って行こうかと思ったんだが…」
「?」
「…ああいや…何でもないよ」

そういうとトレイ先輩はベッドから起きて水を持ってきてくれた。

「…ありがとうございます」
「ところでお腹は空いてないか?記憶が正しければ昼から何も食べていないだろう?」
「確かに食べてないですね…お腹は少し空いてるかもしれないです」
「そうか。病み上がりだしスープでも作ってくるよ。」
「すみません………」
「そんなに気にするな。…、」


何かを言いかけたものの、私の頭を頭を優しく撫でてトレイ先輩は部屋から出て行ってしまった。


「…トレイ先輩を避けていたのが申し訳ないな……」


レオナ先輩の部屋で寝ていたこと、怒ってないだろうか…
というか私避けてたくせに彼氏以外の部屋で寝て挙げ句の果てに看病までさせたなんて最低では…………!?

…どうしよう…トレイ先輩怒ってるよね…



と、突然部屋のドアが開いた。



「…げっ…いたんスかユウくん」
「ラギー先輩?何で…」
「ちょっ…!?こっち来ないでっ…!!」
「なっ何でですか?…!!!!」
 
体がベタベタしないと思ったら…

「オレは見て無いっスからね!!!!はいこれ!!彼氏さんに渡しておいてっ…!!!!」
「へ!?これ何です…」


質問にも答えずラギー先輩は部屋から出て行ってしまった。

無理やり渡されたのは紙袋だった。


「なんだろ…これ」
「ユウ?」
「あっこれラギー先輩から預かっ……!」

「……っ」

トレイ先輩にベッドに押し倒され、息ができなくなる。

「…っト、トレ…せんぱ……」
「病み上がりなんだから大人しく寝てろ」

それからトレイ先輩はベッドのそばに置いたスープを持ってきてくれた。
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