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明日も君の隣で【twst】

第7章 遊びのくせに【フロ監】


「わぁ…!」

「きれーだねぇ」




ホテルに着くと、辺りは夜景。
昼も綺麗だったけど夜景はもっと綺麗だ。
ため息が出てしまうほど…




「きれー…すごーい…」

「いつまで見んのぉ」

「だって見てくださいめっちゃ綺……」




振り向くと間近に綺麗な顔。
そのままトンと窓ガラスに手をつかれる。





「あ…」

「……」

「先輩…?お腹空きました…?」

「空いたぁ」

「じゃあ下のレストランで何か食べましょうか」

「そうだねぇ」

「先輩」

「何ぃ」

「何でも無いでーす」

「ふーん」




よく漫画で見る『呼んでみただけ』『呼びたかっただけ』をしたかった。
ただそれだけなんだけど。
私からすればなんか…物足りない?というか。


少女漫画を読み漁っているわけじゃないし、私は少女でも無い。
ここではただの男子。
スカートだって似合わない。
けど恋をしたいなって思って、先輩と恋をして。
ただそれだけでいいはずなのに。




「…」

「ユウ?」

「先輩は私のどこが好きなんですか」

「なぁに急に…」

「なんでもないです。行きましょ…っ」

「…あのさぁ、ただでさえ二人きりなのに危機感無さすぎじゃねぇの?」

「………先輩相手だからです」

「へぇ〜」

「…」

「じゃ、何しても良いって訳ねぇ。まぁまずはレストラン行こっかぁ♡」

「…はい」





どうやらやばいことになりそうだ。

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