• テキストサイズ

明日も君の隣で【twst】

第7章 遊びのくせに【フロ監】


「と、いうわけで…」

「…うん」

「やっと来れました水族館!!!」

「いや海に潜れば良いじゃあん」

「なんでですか?」

「え」

「学園の近くの海じゃサメとか見れなく無いですか?イルカもタコも。あ、タコはいるけど人魚だし…」

「ふーん。まぁユウがいいなら良いけどぉ」

「先輩行きたい場所ありましたか?この前はないって…」

「無いけどぉ………まぁいいや、行こ」

「は、はい」





私たちが来たのは学園から5時間ほどかかるところにある水族館。
デートスポットだとケイト先輩から教わり、色々調べた結果…
フロイド先輩はどこでも良いと言っていたので、甘えてここにした。




「あ、」

「なぁに〜」

「見て下さいウツボ!あ、この子可愛いですね〜眠たそう〜」

「それオレの同級生だよ」

「ほんとですか!?」

「冗談だけどぉ」

「なんですか……あ!イルカ!」

「………」

「ペンギンとかアシカ…あ!クラゲも!可愛い〜!!ね、せんぱ…」

「……………」

「…どうしたんですか?」

「ユウが他の雑魚見てんのつまんなぁい…」

「いやいやただ綺麗だなって…」

「オレだってウツボだし…」

「先輩は私の彼氏でかっこいいんです!見ものじゃないです!私はただ先輩と一緒に遊びに来たかっただけで魚を愛でるわけじゃ…」

「じゃあもうホテルに帰って休もうよぉ…」

「む…あ、縁結びですって!ほら!」

「……」

「ハートの泡を見つけると結ばれる……先輩!見つけましょ…」

「———」

「…っ」

「ね、そんなのしなくても結ばれてんじゃん」

「そ、うですね…」



だめだ、もう心臓がもたない…
そう思い、大人しくホテルに帰ることにした。
/ 120ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp