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明日も君の隣で【twst】

第7章 遊びのくせに【フロ監】


次の日、目が覚めると私はいつのまにか寮へ帰っていた。
周りを見渡しても何一つ異変はない。
ただ一つ、真横にいる先輩を除いて。



「…………」

「…起きてますか?」

「…………起きてなぁい」

「とんだ嘘つきですね。」

「手は出してねぇから」

「聞いてません…っ」




制服は脱いでいるけれど、多分それ以上のことはして無い…はず。
記憶がないからわかんないけど。




「ほら先輩っ起きてくだ…あ、今日休みか…」

「あはは〜ゆっくりできるねぇ」

「一回寮に帰ってもらえますかね…」

「やだぁ」

「やだぁじゃないんですっ…」

「ユーウ。」

「!!」

「あははっ照れてんのぉ?かーわいー」

「やめてください…」




そうからかいながら先輩はふと私の指に触れた。




「ユウってぇ、ぜーんぶちっちぇーよねぇ。…ほら、手もこんなにちっちぇーし」

「成長期ですから大丈夫です」

「……このままでも…良いのになぁ…」

「え?」

「……うん。似合う似合ーう」

「えっなっこれっ何…」

「人魚ってぇ、涙が宝石?になんだよねぇ〜」

「え、これ手作りでしょうか…」

「あはは〜そうそう。オレの自家製〜…人間って求婚する時渡すんでしょ〜?」

「そうですね…?え、え?」

「予約ってーの?そんな感じ」

「いやあのそんな感じって…」

「オレさぁ、すっげぇ緊張してんだよねぇ。ほら。」

「……はい。」

「結構真剣だからねぇ」

「…………はい」



先輩はそう言って笑うけれど、多分まだ緊張はしているんだと思う。
遊びのくせに。そう思っていたけれど、そうじゃなかったみたいだ。


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