第3章 太陽みたいな男の子
次の日。
学校で友達が出来ません。
なんかもうグループ出来ちゃってるし...。
私。置いてけぼり。
人と関わるの苦手だけど少し辛い。
これじゃ、『あの時』と同じ...。
『〜っ!』
私は頭を横に振る。
もう吹っ切れたんだから!
そんな事を考えていると、あっという間にお昼になった。
私は教室に居ずらくて、購買の焼きそばパンを持ってどこか誰も居なさそうな場所を探しに向かった。
校舎裏に来ると、ダンッ、ダンッ、とリズムの良い音が聞こえた。
音のする方へ行ってみると、明るい髪色の男子が壁に向かってボールを打っていた。
(あれって...バレーボール...。)
真剣な姿に、私は目を奪われていた。
すると、
?「あ!」
声がしたと思ったら、ボールがこっちに向かって飛んできた。
私は反射的にレシーブの形をとろうとする。
でも、すぐに我に返って、ボールを両手でキャッチした。
?「わ、悪い!大丈夫か?」
『あ、はい!大丈夫です!』
私は男子にボールを渡す。
?→日向「ありがとう!俺、日向翔陽!1年1組!」
『えっと、桜葉舞花です...。1年4組...。』
日向「よろしくな!桜葉!」
『う、うん!』