第7章 守護神とエース
帰り道
私たちバレー部は帰路を辿っていた。
今日は色々あった1日だったな〜。
そんなことを考えながら大地先輩に頂いた肉まんを頬張る。
美味しい。
菅原「舞花は本当に美味そうに食うな〜。(笑」
『美味しいものは美味しいので!!』
私は最後の一口を口に入れた。
最後まで味わって飲み込んだ後、スガ先輩に気になっていたことを聞いてみた。
『旭先輩ってどんな方なんですか?』
菅原「うおっ!急だな〜。(笑」
スガ先輩は笑って私の頭を撫でた後、少し考えるような素振りを見せた。
菅原「あれだな。見た目と年齢があってない。」
『....?どういう意味ですか?』
見た目と年齢があってない...?
菅原「周りから老けて見えるんだよ。本当はめちゃくちゃビビりの臆病者なんだけどな。(笑」
『なるほど...?』
うーむ。分からない。
菅原「実際に会ってみたらわかるべ。あ、でも舞花は驚くかもしれないな...。」
『...私。旭先輩に会ってみたいです。』
菅原「!!」
『どんな人であろうと今もバレー部に健在しているなら私の先輩です。だから...早く戻ってきて欲しいですね!』
菅原「.....そうだな!!」
スガ先輩は今日一番の笑顔を見せてくれた。