第3章 太陽みたいな男の子
その日は、入学式と軽い自己紹介で終わった。
自己紹介の時焦って倒れなくて良かった...。
あ、私は4組の進学クラスです。
特に部活に入ろうとも考えてなかったから、そのまま帰ろうとしたんだけど...。
?「ツッキー!バレー部入るよね!」
『!』
“バレー部”という言葉につい反応してしまい、そっちを向く。
そこには、眼鏡の背の高い男子と、そばかすの男子が話していた。
?「...何?」
ずっと見ていたからか、眼鏡の男子に鋭い視線を向けられる。
『な、なんでもないです!』
?「...あっそ。」
に、苦手なタイプだ〜...。
私は、その場から逃げ出すように走って帰った。
?2「ツッキーが女子と話すの珍しいね!」
?1「さっきのは話したって言わないデショ。」
?2「ごめんツッキー!」
?1(...今の女子...どこかで見たような...。)