第6章 イジメ
『あ』
ふと足を止めた
『よいしょっ』
縛った5人組を皆が通る場所に吊し上げた
その手際は良く、あっという間にぶら下がる5人組
『ノートノート…』
ノートに何かを書くとペタリと貼り付けた
その内容は…“僕達は私闘でオンボロ寮の監督生達に負けました”だった
『これで少しは減るでしょ。馬鹿共たちが』
パンパンッと手を払うと背伸びをして、深呼吸するとフゥッと息を吐き出した
『……え?』
振り返ったは各寮長、副寮長達がいた事にキョトンとする
いつから居たのか記憶が飛んでいるは分からないと言いたげだ