第13章 リドルとお茶会
ボクが固まっているとそのまま背を向けて歩き出した
行ってしまう
帰ってしまう
呆れられた?
嫌だ…嫌だ!
リドル「監督生!」
ボクは監督生に抱き着いていた
『どうしました?リドル先輩』
落ち着いた様子でボクを抱き留めた監督生は、ボクの頭を優しく撫でる
リドル「…まだ帰らないで…置いてかないで…」
優しく撫でられる頭
ボクは…お母様にこうされたかった
『リドル先輩。一緒にオンボロ寮まで行きましょう。明日は休みです。泊まりで来て下さい』
リドル「けっけれど…」
『“甘える”事も大切ですよ。オンボロ寮は私がルールです。ハーツラビュル寮よりはきっと楽ですよ。トレイ先輩には私から話を通しておきますから、荷物を持ってきて下さい』
ボクが頷くと微かに微笑まれた