第2章 Prolog
服を着替えてるとグリムがキョトンと見てくる
グリム「どうしたんだゾ?その傷…」
『んー?ふふ、内緒』
そして、学園長から貰った薬を飲むと、“女”から“男”に見えるようになるらしい
ギチギチにサラシも巻いて、ボロボロの布で髪を縛れば、オンボロ寮監督生の完成。因みに優が副監督生
優「兄さん…」
『フッ…バカ。なーに泣きそうな顔してるの?』
言葉遣いもなるべく男らしくを心がけているけど、優の前では普通だ
グリム「腹減ったんだゾ!」
『ハイハイ、すぐ支度するから待って』
グリムは私の肩に乗りながら尻尾をユラユラ揺らしている
何だかんだ定位置になっている