第5章 お弁当週間
「あんたなんて──」
「あぁ、あぁ、可愛い」
「殺してやる!」
『ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!』
自分の声で飛び起きる
動物たちも驚いた顔で見つめていた
『ゴホッ!ゲホッ!…夢?……驚かせてごめんね』
ゆっくりと撫でて、伝う嫌な汗を拭う
最近は見てなかった夢をなぜ今頃…
思考回路はグチャグチャでどうしたらいいか分からない
『ねぇ、小鳥さん…今ここに誰かいる?』
そう聞くと小鳥は飛び立つとすぐ戻ってきた
「チーチチ!」
居ないらしい
『ふっ…うぅ…あぁ…』
限界だ。何もかも
ポタポタと涙が落ちる
さっきからスマホが鳴っているが気付かない、私の目に涙が溢れる