• テキストサイズ

天使の様な君とワルツを

第5章 お弁当週間


『ふっ…くっ…』

我慢しろ、泣くな
優がいるだろ?
自分に言い聞かせ、息をスーッと吸って吐き出す

『大丈夫、大丈夫』

「なら大丈夫だよね?」

『うん、大丈夫』

誰の声だったか?頭の中で木霊する
その問い掛けに頷きペットボトルの水を飲む
大丈夫、大丈夫、大丈夫

『ふぅ…落ち着いた』

フワフワの動物達を撫でながら横になる
授業はいいや
このまま寝てしまおう
だって目を擦ったから赤くなってしまっている
嘘を付き続けるのも疲れる
たまには自分へのご褒美だ
優の事は心配だが、皆がいる
それだけで安心した
それが間違いだった
/ 312ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp