第4章 グリムは知っている
グリム side
グスッ…グスッ…という音が聞こえて来る
か?ユウか?どっちかが泣いてるんだゾ…
オレ様は眠たい目を開けて見るとユウが泣いていた
ユウ「っ…姉さん…僕達いつ帰れるの?なんで魔法がないだけで虐められるの?」
『私達のいた世界は化学が発達した世界、ここは化学より魔法が発達した世界。その違いかな…』
ユウ「毎日バカにされてもう嫌だよ」
『うん、そうだね。だからこそ見返すんだよ。魔法が使えなくたって、私達には千住の知恵があるでしょ。優は頑張ってるよ。偉いよ』
そう言ってユウを優しく抱き締める
…オレ様は知ってるんだゾ