第4章 グリムは知っている
『平気、優もグリムも明日早いんだから寝てな』
不機嫌な2人(?)には頭を撫でて、部屋に押し込むと、ベッドに腰掛けて優とグリムが好きな子守唄を歌うと、2人はあっという間に夢の世界
『おやすみ、私の可愛い弟達』
静かに立ち上がって、財布を持ってサムの所へ向かう
サム「Hey!小鬼ちゃん!こんな時間に珍しいね?」
『パンが欲しいですけど売ってます?』
サム「また金欠かい?」
サムの言葉には苦笑いで返す
『バイト探してるんですが…はは。“兄”として情けないですね…』
そう言いながら、サムが出してくれた食パン(8枚切り)と、お米(5k)を買った
サム「小鬼ちゃんだけは特別だから、安くしとくよ」
『……ありがとうございます。バイト始めたらキチンと値段で買いますね』
急いで戻って明日の準備をしなければと、は小走りで購買から出ていった