第12章 翼が生えました
それから1週間後──…
クルーウェル「子犬、薬が出来たぞ」
エース「本当ですか!こいつ目を離すとすぐどっか行っちまうから困ってたんすよ〜!」
デュース「本当にな…」
は静かに背中を向ける
ユウ「兄さん…大丈夫?」
不安そうな優に囁かに微笑む
グリム「ふな!?飲むタイプじゃないのか!?」
クルーウェル「背中に掛けられたのなら、それを解毒しなければならない。かなり辛いと思うが大丈夫か?」
『……どうぞ』
クルーウェルはその言葉を聴くとバシャッと翼に向かって薬をかけた
『っ……ぐ…ぅ』
膝は付いたが、痛みで泣き喚く事もせず、静かに唸るだけだった