第11章 告白
『………ねぇ』
「っ!」
『“可哀想”な私を助けてくれるんでしょ?なら先輩達から逃げてみてよ。もちろん私のマブ達からも』
流石は大博打ギャンブラー
全員「は?」
『この人、私があまりに“可哀想”だから守ってくれるんですって。ならそんな優位に立っているこの人をこのままにしておけないじゃないですか。だからこの人と私の尊敬する先輩方とマブ達で鬼ごっこしませんか?』
告白相手1人と22人の追いかけっこ
『…逃げる側で良いですよね?』
「まっ待ってくれ…。無理だ」
『なら、私の事諦めてくれますよね?生憎と顔も良くない、テクニックもない、短小の負の3Tを相手にしたくないですし、優しい弟と可愛いグリムを邪魔扱いした人と付き合う気もないです。さようなら』
各寮長と副寮長がいる前でバッサリ言い切ったは踵を返した