第10章 ついにバレました
サムは言われたものをすぐに用意した
『ほら優、グリム手当てするよ』
自分より先に弟達の手当てをすると、ボロボロになったワイシャツを投げ捨て、サムの目の前で着替え始める
サム「小鬼ちゃん!ストップストップ!」
『え?』
サム「更衣室ならあるからそこで着替えて来て…」
『あぁ。ありがとうございます。優、グリム待ってて』
更衣室に入りすぐに出てくるの手には、黒の手袋が両手に付けられていた
ユウ「姉さん…」
グリム「ゴメンなんだゾ」
『…?何が?』
本気で何で謝られてるか分かっていない声を出す