第9章 少女昏睡状態
毎日付いて行くのに精一杯だったのに一気に引き離された感じだ
『エースでもデュースでもジャックでもエペルでもセベクでもいいからノート見せて頂けないでしょうか…優とグリムは多分勉強に身が入ってないと思うので』
そう言って優しく優とグリムの頭を撫でる
『心配かけさせちゃったなぁ…不甲斐ないなぁ…』
はいつもそうだ
自身の失敗は許さないし、相手を気遣う
自身を気遣う事はしない
セベク「おい、人間」
『え、何?セベク声量落とせたの?』
セベク「それくらい出来る!!!」
『…出来てないね』
セベク「ぅ…悪い…」
『いいよ。何?』
いつもの声、何も変わらない
変わった所はまた少し痩せたくらいだ