第9章 少女昏睡状態
「君。そろそろ起きてくれないか?君が起きないと生徒達が大変なんだ」
「Badboy!起きろ、仔犬。お前の錬金術がまた見たい」
「ずっと寝ていると付いた筋肉が落ちるぞ!」
「貴方が居ないと仕事が回らないんですよ。君。早く起きて仕事の手伝いして下さいよ」
「Hey、小鬼ちゃん。小鬼ちゃんが居なくなってたから秘密の仲間達も元気がないよ。早く目を覚ましてくれないかい?」
………独りにして
痛いの
何処が痛いか分からないけど、痛いの
とても
優しくしないで
「魔法は筋肉から」ならなんで私は魔法が使えないの?
ねぇ、錬金術だって私の力じゃないの
分かんない文字が多すぎるの、付いて行くのに精一杯なの
良いように利用しないで!私は玩具でもロボットでもないの
お世話になりました、秘密の仲間にもそう言っておいて