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天使の様な君とワルツを

第9章 少女昏睡状態


イグニハイド寮

オルト「ただいま〜兄さん」

イデア「どどどどうだった?オルト」

ソワソワと落ち着かないイデアにオルトは少しだけ嬉しそうに笑うが、すぐに浮かない顔になった

オルト「ダメ…だった。心拍数、脳波異常無し。本当にさんの力次第」

イデア「そう…」

イデアはオルトの言葉にショボンとすると、腰掛けに座り込んだ

そしてチラリとベッドの側にあるクッションを見た
そこにはいつもが居た

『イデア先輩。このステージクリアしましたよ!裏ステージ入れます』

手触りのいい毛布と適当な飲み物

イデア「僕なんかと居ても楽しくないでしょ…暗いし」

『そうですか?私は好きですよ。別にタブレットで授業受けてもいいじゃないですか。でもログインボーナスとしてたまには先輩と授業受けても楽しいかもしれませんね』

オルト「さん!ボクとも遊ぼー!」

笑い声と朗らかな時間
その時間が今はない

イデア「……オルト…」

オルト「何?兄さん」

イデア「せっ拙者がお見舞いに行ってもおかしくないかな…?」

オルト「うん!きっとさん喜ぶよ!」

イデアが誰かの為に外に出ようとする事にオルトは嬉しそうに微笑んだ
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