第9章 少女昏睡状態
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真っ暗だ…ここ何処?
ただの暗闇
自分が寝ているのか起きているのか分からない
『……夢?』
目を閉じても開いても真っ暗
けれど足は前に進む
『どこ行けばいいんだろう』
フラフラ、フラフラ歩く
前に進めば、たまに振り返る
私はいつの間にか足を止めていた
『落ち着く…』
真っ暗で怖いよりも落ち着いた
常人なら怖がるだろう。けれどどうしてか落ち着く私は異常なのだろうか
『……』
あぁ、眠いな…
私の頭には優の事もグリムの事もスッポリと抜けていた
眠いと感じたらもうダメだ。その場に倒れ込むと再び目を閉じた
side終